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心配

人類繁栄の幸福教団の人たちは、配布するモノがなくなると、早々に立ち去る。
それを追いかけるレッシュ。
カルシアス「では、仕入れにいくのでーまた明日にでも来る。」
ヴァラン「皆を助けることに精進してほしい。」
信者「はい。わかりました。人間の幸福のために。」
カルシアス「われ等の幸福のため。」
と言って分かれる。
すたすたと物陰に隠れて、魔法の扉をだして、その場を去ってしまう。
レッシュ「あ~~~。間に合わなかったかー。」
人気のないところを探している。
盾を下にして、その上に載っているトーエン。
盾の中からは、地面をたたく音がしている。
エルフ  「ここから~だせ~~~。」(ガンガンガン)
トーエン 「ちょっとまってろー。」
集合する冒険者。
チェルシー「早くもどって休みましょう。」
盾をふつーにすると転がり落ちるように出てくるエルフが一人。
トーエン 「拉致してみましたが、たぶんコイツはゴスティーニという名前じゃない。」
エルフ  「そのとおりだ。」
チェルシー「だれだ~それ。」
トーエン 「邪悪なエルフがここに何のようだ。」
固まってしまうエルフ。
トーエン 「お前びっくりしすぎだぞ。」
チェルシー「冒険者に向いてぞー。」
トーエン 仕方なく,後ろ手に縛り上げる
エルフ  「なんなんだ~。お前ら~。いきなりひどい。初対面なのに~悪者扱い。何もしていないのに~。」
エリー  「最低です。レッシュのたかだか『少数報告』てそれですか~。」
* フィリップ・K・ディックの短編小説『少数報告』を意味している。
エルフ  「さては~、私を貶める悪の秘密結社だな~。」
チェルシー「人間は邪悪なエルフを見つけると警告なしにするもんなんです。貴方は、もっと身の振り方を考えた直したほうがいいですよ。」
レッシュ 「あそこで何をしていたのかな。」
エルフ  「人間とは、愚かだなと思って話を聞いていたのだが~。」
レッシュ 「周囲にいたのは仲間か何か?どこから来たのか?」
エルフ  「同族の同志達だが~。奪回戦に従軍して、ここにて一息ついているところだが。しかし、われ等への待遇は不当だな。」
レッシュ 「森林警備隊はいるではないか。あれってどうなの?」
エルフ  「彼らは、とりあえず食料を至急してくれるが、エルフの食事ではない。あくまでも蛮人の食事だ。新鮮な果物がほしいな。周囲の対応が何かよそよそしいな。」
トーエン 「嘘をつくな。邪悪なエルフがエルフの町に存在できるはずが、なかろう。」
エルフ   ( ̄O ̄;)ギョッ
レッシュ 「確信をついたな。」
エルフ  「気のせいなんじゃないの?」
トーエン 「そんなわけあるか~。俺なんか、入れてもくれなかったぞ。混沌というだけで邪悪なんかいれてくれるわけがないだろー。嘘をいうな~。どこから~きた。貴様?」
エリー  「ここで自虐ねた~。」
レッシュ 「実体験こもってる~。素直に吐いたほうが身のためだぞ。」
トーエン 「混沌とか邪悪とか~エルフの町から来るわけがないだろー。入れもしないぞ。」
エルフ  「いやいや。同志とここまで来たのだ。」
トーエン 「エルフの隠れ里なんか~まったく入れなかったぞ。」
レッシュ 「そんなとこから、来ていないのかもしれない。嘘はついていないようだし。」
チェルシー「人間世界は長居のかい?」
エルフ  「だから~言っているではないか。奪回軍に従軍して~。」
レッシュ 「だったら~遠征に参加する前はどこにいたの?」
エルフ  「義勇軍に応募したのだ。」
レッシュ 「だから、その前はどこにいたのか?」
エルフ  「ここから東南の方角にある森だが、人間がどう呼んでいるは、知らないが。」
レッシュ 「嘘じゃないようだ。」
絶句するトーエン。
トーエン 「それなら、いいんだけどー。里に帰ることができるのか?」
エルフ   ( ̄O ̄;)ギョッ
トーエン 「ぼこぼこにされるんじゃ~ないの?」
レッシュ 「君の行く末が心配で心配で~。」
トーエン 「父親に会いに行こうとしたら、隠れ里の入り口でトレントに平手打ちされて、戻ることすらできないとか~。」
エルフ  「( ̄O ̄;)ギョッ 余計なお世話だ~まったくー。」

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