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討論会

撤退してきた負傷兵のキャンプの人ごみの中に紛れ込もうとする冒険者達。
深々とフードをかぶり、顔をバラなさいようと配慮したつもりだが、あきらかに怪しい。
しかし、討論会の雑踏の中にそういう顔を隠そうしている怪しげな輩がほかにもいる。
非常に違和感があり、とてもとてもあやしい。
気温が高いのにマントをきていたり、フードをかぶって顔を隠していたり。
天気がいいのに、日本でもないのにマスクをしていたりと、怪訝な顔をしている一般市民達。
エリー「日光過敏症なんですかねー。」
その周囲にはこの時期不釣合いな、深くフードをかぶった者達が三人その近辺をうろうろしている。
双方で指を刺したり、内輪で話し込んだりしている。
挙動も変である。
そんなことにはお構いなしの爺さんが話を始める。
いきなり、安酒をぐいっとあおる。
爺さん  「言うだけ言って、その場を離れてそれっきりの冒険者がいたんだ。彼は助けにはこなかったのだ。」
別の爺さん「そもそも冒険者は実在したのか?」
おっさん 「あんたの妄想じゃ~ないのか?」
別のおっさん「挙兵の責任を誤魔化そうとしているだけじゃないのか?」
レッシュ ぶつぶつと呪文を唱える。
つまらない議論は延々と続いている。
レッシュ 聴衆を観察してマジマジと見る
一つは、以前、環状寺院で戦ったことのあるベクナ配下の邪悪な魔法使いカルシアスとヴァランの二人である。
彼の一団は手下を使って、慈善活動をしつつ「人類繁栄の幸福教団」とタスキをかけて活動をしているようだ。
人が集まっていることに乗じて、布教活動をしている。
この人ごみの中で、
「人間が今がんばるときなのです。人を助けるのは人てず。がんばりましょう。仲間になりませんか?」
パンやワインをひたすら配っている。
一つの一団は、西洋の竹馬 棒を脛にくくりつけているものをしているドワーフが背伸びをしている。
不安定で重心が高いので倒れないように、杖をついたり、周囲で支えるものがいたりと情報を集めるために人間のふりをしているようだ。
巨漢で足が細いという外見の異様さが、やはり目だってしまう。さらに動きはふらふらとしている。
爺さん  「聖戦だ。神殿のある鉱山を取り返すと言い出したのはドワーフ達。」
別の爺さん「それは事実だ。鉱山の存在を忘れていたのもドワーフたちだ。」
おっさん 「戦争責任はドワーフたちにあるってことなのか?」
別のおっさん「戦争で一儲けしようと傭兵をたきつけたやつに問題があるんじゃないのか?」
別の爺さん「そいつが、冒険者を意味しているのか?」
爺さん  「そんなことは、一言も言ってはいない。」
別の爺さん「隠し砦は、壊滅してしまった。」
最後の一団は、エルフがフードをかぶってまぎれている。7人ぐらいのチーム。
呪文では、属性まで見ることができる。邪悪な奴が一人だけまぎれている。
彼らは、人間の動向を見ているようである。
トーエン「ふつーのエルフの冒険者の一団だったら~面倒くさいな。」
チェルシー「まずは、欲しいのはマラクラの情報なんですけどね。」
背後から回り込んで話をきこうとしようとするトーエン。
エルフの7人は、ばらばらに散って、雑踏の中に紛れ込んでいきます。
トーエン 逃げようとするエルフを一人の肩を鷲掴みにする。
トーエン「エルフのゴスティーニじゃないか~。(^o^)m 久々だな~。懐かしいな~。ちょっとこいよー。」
驚いて固まってしまうエルフ。
トーエン そのまずりずりとエルフ一人引きづっていく。勢いで雑踏から物陰まで引きずっていく。見られていないと思って、そのまま盾の中に放り込む。
爺さん  「若いもんは、元気がいいですなー。」
聴衆の興味をなんとかつなぎとめようと必死である。
別の爺さん「冒険者が戻ってきた時には、隠し砦は壊滅していたとか~。」
おっさん 「そんな話は初耳ですな~。」
チェルシーが追いかけていったエルフは、執拗に追いかけも、最後は姿を消してしまい追いかけることはできません。

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