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大地鳴動

草地をすたすたと進んでいく村人達。
後を追い掛けていく冒険者達。
大きな森林の外れにある草地との境目に位置する集落。
周辺には、畑がちらほらあります。
暫くすると木々がそこここに生い茂る十三戸程度の集落があります。
中心部のちょっとした広場に入っていく村人達。
家からは、大人達がわらわらと出てきます。
その数は20人程度です。冒険者達が見通す限り子供の姿はありません。
村人達「一人は我等の為に~。我等の為に~。」
と口々に呟いています。
村人e「よそ者が同胞の後を追ってきておる。」
村人f「先導するとは~。よそ者は、排除しなければならない。」
村人c「一人は我等の為に~。我等の為に~。」
村人b「我等は一人の為に~。」
村人c「よそ者は、我等の村に入ることは、まかりならぬ。」
村人f「よそ者は、排除しなければならない。」
村人を観察している冒険者達。
村人の口元に怪しげな縦線の切れ込みが何人かは入っているのを確認する。
突如 広場に姿を現すトーエン。
トーエン「そこの操り人形には用がない。それを操っている奴は姿を現せ!そうしないとー自慢の人形をぶち壊すぞ。」とはったりをかます。
その声に釣られて、周囲の畑仕事をしていた者や家から出てくる者も合わせて、10人程の村人がさらに増えます。
総勢30名程度が冒険者トーエン一人を取り囲みます。
トーエン「では~作り物に用はなし。」
両手で地面を叩きます。
轟音と共に地面が揺れて、ふらふらする村人。
大きく地面が割れて、その付近にあったものは、地割れに呑み込まれていきます。
見るからに等身大操り人形は、悲鳴をあげつつ落ちていきます。
しかし、ふつーの村人は、すたすたと地割れに呑み込まれないように歩いてその場を離れます。
数人の村人は落ちていきます

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