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よそ者

レッシュ「私たちのようなよそ者が、いるところをご存知ありませんか?」
村人b「知らぬ。知らぬ。」
村人c「知らぬ。知らぬ。」
トーエン「なんだ~この転送魔方陣といい、待遇といい。(▼ヘ▼メ)なんだこりゃ~。」
村人d「それは我等の範疇外のことだ。」
これ見よがしに飛んでくる蝙蝠が一匹。
村人d  (-_-)
羊皮紙 を一切れ落として去っていく蝙蝠。
羊皮紙 には、「神殿は現在改装中です。またのご訪問をお願いいたします。ついでに敵対している輩を成敗してきてほしい。まかせたぞー。」と途中からは、なぐり書きされている。萎びた左手のマークが末尾にはある。
トーエン「ベクナ~。(;^_^A 」
その声には、まったく無反応な村人達。
トーエン「貴方達は、ベクナの一派と敵対していますか?」
村人a「なんだそれ?」
トーエン「では貴方達ではありませんね。他ってことかー。この周囲に他に集落とかありますか?貴方達以外の一団がいるところというかー。」
一斉に悲鳴をあげて、頭を抱える村人達。
眉間にしわを寄せてぶつぶついい出す村人。
村人a「聞こえる。聞こえる。声が聞こえる。」とぶつぶつ呟いている。
村人b「聞こえる。」
村人c「おらも~聞こえる。」
冒険者達には、お構いなしでしゃがみ込む村人。
村人の目つきが怪しくなります。そして、ゆっくりと立ち上がります。
村人a「川を越えてこちらに来てはいけない。」
村人b「よそ者の進入を許してはいけない。」
村人c「そう。許してはいけない。いけない。」
チェルシー(;^_^A
村人a「よそ者は、これ以上分け入ってはならない。」
村人b「よそ者の進入を許してはいけない。」
村人c「そう。許してはいけない。いけない。」
トーエン「貴方達の村には、呪いを使う人がいますねー。」
チェルシー「シャーマンがいますね。」
村人は、皆同じような言葉をいい始めます。
村人a「一人は我等の為に~。我等の為に~。」
村人b「我等は一人の為に~。」
レッシュ「後退する?」
冒険者はすたすたと一端 小川の向こう岸まで後退する。
決して、川を越えようとはしない村人。
追い掛けてくる村人は川岸に集まってくる。
村人a「我等は、あの籠手を手に入れなければならない。」
村人c「一人は我等の為に~。我等の為に~。」
村人b「我等は一人の為に~。」
トーエン 「この籠手をやるから~持ってかえれ~。」バックから籠手を取り出し、投げつける。
いそいそと拾い上げる村人達。
その籠手を持って、ぞろぞろと帰っていく村人達。
その村人の跡をこっそり追い掛ける冒険者達。
チェルシー 姿を消して、ばれないと思っている
レッシュ 透明になる魔法の指輪で消えているから大丈夫と思っている。
トーエン 半空間にずれているので、絶対にばれないと思っている
川岸の巨石の上には透明になっている別の存在には、まったく気がついていない冒険者であった。
村人x (-_-)
幕間
「環状寺院跡の占領状況は?」
「全体の半分以下ですかな。」
「雑魚ばかりであろう。」
「占領は時間の問題化と。」
「面倒なのは、四大精霊の祭壇ですかな。」
「その場所ごと、他にほっぱりだすしかあるまい。」
「ドワーフ達の祭壇もあります。」
「それこそーその場所ごと、他にほっぱりだすのが得策じゃ。」
「イカヅチの精霊は?その交渉は?」
「開放しております。」
「一部は、その代償として残っています。」
「防御戦力は?」
「かなり落ちますが~。緊急時の召還には応じると、場合によって雷帝の力を借りると。」
「灰色の賢者は?」
「続々と集まってきております。」
「まだまだ、時間が必要です。」
「冒険者達は?」
「所定の場所に移送しておきました。」
「彼らがもっと人望ある者達になってくれないとな。」
「そこまで、わからぬバカではありますまい。」

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