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蝙蝠

レッシュ  誰も助けてくれないので、自力で仕方なく這い上がる。
そこへトーエンが後からやってくる。
石塊の固まりのような姿のトーエンは、地中から顔を出す。
レッシュ 今までの状況を説明する
レッシュ 奈落の籠手と同じものを着用している。
トーエン「俺のと同じだなー。よかったねー落ちなくて~。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える
レッシュ「確かに魔法がかかっている籠手だよ。」
トーエン「ここで魔法使うか~。」
トーエン あわてて、追い掛けるが僧侶を見付けることはできない。
戻ってくるトーエン
トーエン「我等に味方をしてくれる存在がいる。それをエリーに探してもらおう。」
エリー  「まじ!無理!もう悲鳴とうめき声しかしないし。見ているのはつらいよ~。自力じゃ~誰もあがってこないー。」
空から
「ゼハァハァハァハァハァハハ。」という笑い声が聞こえます。
日がかなり傾いてきて、よたよたと空を飛んでいる中年太りの蝙蝠が一匹。
腹いせに打ち落とすチェルシー。
当たって、落ちてくる。
トーエン「エリー、風をふかせて、こっちにもってくること出来ないかな。」
エリー  「不潔そうだから~いや~。」
トーエン「確かに。」
エリー  「蝙蝠なんかより~ぜんぜんおっきいしー。」
トーエン「ここまで冒険しといてー。巨大蝙蝠ぐらいじゃ~びびらないだろー。」
エリー  「顔がツルッパゲのおっさんみたいしー。蝙蝠じゃ~ないからいや!」
トーエン「蝙蝠だと思うから~あれなんだよ。」
エリー  「脂ぎっている変態オジさんは、もっと~いや。」
と話をしている間に広場の大きな穴に落ちていきます。
仕方なく、地中を進んでいくトーエン。
落ちてから、今までとはちょっと違う悲鳴や鈍い音と食事している音が増えていきます。
蝙蝠    「血が足りない。栄養をつけないとー。」
*ゾンビやら食屍鬼が食事をしている音です。
トーエン「食事をしているなー。」
とちょいと顔を出すと、
圧死したはずの死体が急に動きだし、逃げるに逃げられない信者に襲いかかっています。
さらには、血走った目に青白い顔で牙を生やした人達が増えています。
その一団は、もがき苦しむ信者達に襲いかかり、さらにはその数を急速に増やしています。
蝙蝠    「うひょうひょうひょ。ちょっとは楽になったな。」
トーエンは、魔法の道具でチェルシーに報告する。
トーエン「連絡 あの蝙蝠は吸血鬼でした。被害がすごい勢いで拡大しています。」
レッシュ「行かないといけないかな。」
トーエン「そう。」
レッシュ「え~。行きたくない。」
チェルシー「エリー もう一度 入り口で警告してもらいましょう。」
エリー「入り口の雑踏がもうなくなっているのでー話をちゃんと聞いてもらえるかとー。助けに無理して行こうとする人も襲われてるしー。話はわかってくれるよ。」
トーエン「すまぬ。許せ。炎の王錫よ~。焼き尽くせ~。」
広場の大きく開いた穴目掛けてドドーンと爆発する。
逃げ後れた人達、死体、動く死体、食屍鬼、吸血鬼が燃えています。
悲鳴がしています。
さらにバリケードや崩落した木材にも引火し、さらに火は大きく燃えています。
蝙蝠「ひどい奴だ~。まだ生きている奴もいるというのにー。」
アタフタと逃げ出す蝙蝠。

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