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苦行

透明な風の精霊がひっそり佇んでいる。

それを見つけて、どこかの誰かと連絡をとるなりしていないのかと必死に周囲を観察しているチェルシー。

視線がどちらを向いていないかと凝視するも、そもそも瞳が識別できない

あからさまなに変な動きをしている様子は見受けられない。

トーエン「ドゥームドリーマー!」

周囲で誰も何も反応しないことにびっくりする。

教団とはまったく関係ないのか?)

というか 教団幹部がほとんどトーエンに駆逐されてしまったので、そのランクは皆無だ

トーエン「ドローエルフ!」と叫ぶ。

まったく反応がない

トーエン「あっ! 風の精霊だ!」と叫んでも

信者用の客席の一番高い場所のさらに高見に鎮座している精霊は明後日の方向を向いている。

当てずっぽで言っているだけだろうってな感じです。

チラ見をしている精霊にトーエンには、まったく気がつかない。

7月14日昼ぐらい

崩壊した広場の修理に元気な信者達が総出で作業している

しかし教団幹部の安易な指示で、強度的には支えるのはぎりぎりの薄皮のような

床を延長しているような仕上げである。

床を支持する土台となる柱の数は、とても少ない

というか数えるほどしかなく、それも細くやわい

ところどころ床の幻影と混在いている場所があるので、突然きえてしまう信者が後を立たない。

間違って落ちていることにも、気がつかないので悲鳴をあげることなく消えていく。

かたや

この街への巡礼者への流入は止まらない

宿屋は溢れかえり、公園や広場に空き地はテントで埋まっている

劣悪な環境にも巡礼者は必死に耐えている。

裕福な巡礼者は、特別待遇と言われて、豪華な衣服はいろいろ言われて

むしり取られて、清めと言われて、冷水を浴びせられて、塩と故障を揉み込みこまれて、粗末なボロぬのを渡される。さらに巡礼者が、ぶーぶー苦情を言おうものならば、別室に通されて、行くへしれずとなってしまう

懐疑的な巡礼者には、空を指さす司祭達

「天国は、まさに見えるとこまで来ている。道はまもなく開かれるのだ。」

と口々に呟いている。

異論を唱える者たちの姿はなくなっていく。

トーエン「地下の悪魔をなんとかすれば、被害者を減らすことはできる。」

レッシュ「とりあえず撃破する。」

トーエン「じゃー精霊はチェルシーに任せる。」

チェルシー「えー。そんなー 精霊なんてやってる経験の差が段違いじゃーないですか。」

精霊になったチェルシーを放置して、地下へと降りていくことにする冒険者が二人。

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