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トーエン 逃げ出す巡礼者を一人掴んでさらに質問する。
トーエン「あの神殿は、何の神を祭っているのか?」
信者「万能なる神だよ。光の神ラオだよ。」
チェルシー「光ならば、こちらにおわすレッシュのほうが御利益はあると思うよ。」
信者「病気は直してくれるしー。神はすごい。」
トーエン「エリー知ってる?」
エリー「私たちの郷里周辺では、ほとんど聞かないし~。ここってかなり南ですよ。」
トーエン「やはり~行くしかないかー。」
気がつくと冒険者達だけになってしまう。
それと塵とボロボロ布切れだけが周囲に散らばっている。
レッシュ「なんで、琥珀のことがわかったんだろーかー。」
トーエン「だだ漏れる妖気ってところでしょー。」
レッシュ「漏れるんだっけ?」
トーエン「近場にはわかるんじゃ~なかったかな。」
魔法の絨毯ですーーーーっと飛んで行く冒険者達。
幕間
「マクシス周辺で琥珀の気配を感じましたぞ。」
「やっと網にかかったということか。」
「しかし、あの場所だとバインダンゲルに向かうかもしれませぬ。」
「布陣に考慮したほうがよいかとー。」
「偽物を配置するとしましょう。」
「勘づいて邪魔をするでしょう。」
「あの籠手はやっかいだな。」
「落ちない様にしないといけませぬ。」
「今度は、空飛ぶ魔法絨毯にあちらこちらに徘徊しているようです。」
「陸路ではないということか。」
「やっかいだな。」
夜間、野営中に
暗闇の中から音もなく姿を現す鈍い輝きを放つ朽ちた甲冑
赤きマントは、かなり朽ちている。
背後には、白骨馬に轢かれた朽ち果てた二輪馬車がとまっている。
死せる王「や~友よ。かなり久しぶりだな。」
気配を感じて、まったく動じないトーエン。
死せる王「忠告だ。この辺りは、闇のエルフの手下がいろいろいるからな。」
トーエン「闇のエルフは?」
死せる王「エルフは、びみょーだな。あくまでも手下達かな。」
トーエン「まだいたのか?」
死せる王「まだ三人いるはずだが。」
トーエン「あの大神殿なんか~あやしいですよね。」
死せる王「余は、あれには近づけぬ。よってわからぬとしか言えぬ。」
トーエン「え~。」
死せる王「あそこには、結界やら呪文やらなにかと面倒なものがいろいろと張り巡らせられている。バインダンゲルには避けたほうがよい。」
トーエン「行かない方がいいと?」
死せる王「行っても、行かなくても状況はよろしくない。かなり微妙だな。」
トーエン「誰の裁判とか?」
レッシュ「行ってないのでーわからんわなー。」
死せる王「善人を貶める裁判ではないかな?」
トーエン「また!それでは助けにいくしかないかな。余命なお節介か。あそこにいるのは、第三卿とか?」
死せる王「消滅教団は、進出してきているわけではない。それはないはずだがー。」
レッシュ「幹部は来ていないが、末端の手下が動いているとか。」
トーエン「闇のエルフは、用意周到だしなー。探すのは大変だぞ。」
レッシュ「しかし、放置していくわけにはいきますまい。」
トーエン「奴は、よく働くなー。ところでここには?」
死せる王「この近くでいろいろとあってね。奴らは、ひたすら~準備をしている。」
トーエン「王は何もしないのですか?」
死せる王「一人で何ができる。」
トーエン「では手を組みませんか?」
死せる王「高々、心を持たぬドワーフ達が数百人しかいないのだぞ。今ドワーフ達がいる島の様な船を根城にしておる。」
吹き出す冒険者達。
*トーエンが抹殺したドワーフ達の島である。

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