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召還

水の精霊「じゃ~仕事は終わったのでかえります。」
トーエン「もっといろいろやってくれるんじゃ~ないの?」
水の精霊「高々指輪の精霊がなんでもできわけないじゃ~ないですか。」
とそそくさと消えていく。
岩礁の周囲には、大きな越前水母がどんどん集まってきています。
一人だけ一心不乱に祈り、詠唱をしているようです。
触手があるへんてこな巨大魚が宙に浮いてうろうろ徘徊しています。
トーエン「こんにちわ~。レアスさんですか?」
レアス「あ~~~。イア・イア・オルハイドラ・ウグ・ウグ・イア・イア・オルハイドラ・クフアヤク・ブルグトム・ブグトラグルン・ブルグトム・アイ・アイ・オルハイドラ。」
トーエン 「五月蠅い!」有無を言わさず背後より忍び寄り、いきなりグーで殴る。
殴られても、詠唱を続ける。
レアス「あ~~~。イア・イア・オルハイドラ・ウグ・ウグ・イア・イア・オルハイドラ・クフアヤク・ブルグトム・ブグトラグルン・ブルグトム・アイ・アイ・オルハイドラ。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱える
辺りは静かになる。
アイミックス「沈黙の呪文か。果たして意味はあるかな。」
トーエン 口をパクパクしているレアスを掴み、水面目掛けて放り投げる。
ドボーン。
プカーンと浮いている。
水辺の水面のが大きく立ち上がる。
巨大な槍を抱えた、上半身が黒髪の女性下半身が巨大タコという怪物が姿を現す。
アイミックス「あ~。とうとう来てしまった。」
第二卿 四本の触手を叩いてよろこぶ
*元素邪霊の王子にも序列が存在するのである。
トーエン  仕方なく、魔法がかかっている剣を地面に突き刺して、すたすた歩いていく。
トーエン「第二卿 やり方がきたないぞ。」
第二卿「やった~。(^o^)」
トーエン「そもそも、レアスをどこにやった。」
第二卿 「それはこっちが言いたいセリフだよ。」触手はぷかぷか水面に浮いている奴を指す。
トーエン「え~まじー。やっちゃった~。」
アイミックス「いったいどうなっておるのだ。話が違うぞ。」
巨人達は地面を叩きはじめています。どーんどーん。
トーエン「レアスを止めようとしたら~、レアスががんばりすぎちゃったんですよ。」
エリー「間に合わなかったの間違いでは?」
アイミックス「骨折り損の草臥儲けにもならぬわ~。何か報酬がほしいな。」
トーエン「え~。それって何?」
アイミックス「この前見せびらかしていた笛があるだろー。」
トーエン「銀の角笛のこと?」
アイミックス「そうそう。」
トーエン「何に使うかもわからないものをはいそうですか!と渡すわけにはいきません。」きっぱり~と言い切る。
アイミックス「渡せば、ちゃんと帰してあげよう。(▼ヘ▼)」
トーエン「精霊石もくれなかったしー。」
アイミックス「持っていないものを渡すわけにはいかぬ。それは当然のこと。それを渡せと言っておるではないかー。」
トーエン「ガチでやれば~。」
アイミックス「やだ~。その前に戦う理由がない。渡せば、速やかに戻してあげよう。(▼ヘ▼)」
トーエン「戻るだけだと~意味がないのでー。」
アイミックス「いいがにしてあげるしー。」
トーエン 浜辺に近寄る
トーエン 「水の王女よ!鎖に縛られし神を介抱したら、何をするのですか?」
オルハイドラ「それは、あまり考えてはいなかったな。」
トーエン「世界を水浸しにするとか?」
オルハイドラ「それが意味があるならば、するやもしれぬ。」
トーエン(;^_^A
トーエン「第二卿よ。やんちゃ~し過ぎでは?」
第二卿「そうかな。君らのほうが無茶し過ぎだろう。我として、非常に助かったが。」
トーエン「君は裏切っているではないか。同じ陣営だったはずだろー。」
第二卿(-_-メ;)
トーエン「アイツがあんなことを言ってますぜ。いいんですか?」
アイミックス「所詮は、水の幹部だったということだ。しょうがないか。さりとて驚きも失望もしない。」
火の巨人「今のうちにこそっと笛を渡せ。」

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