苦情
トーエン「この小人さんが住んでいる盾でラグナレク戦うの?うっそ~~~~。まー別にかまわないだけどさー。」
次元商人「ごめん」ととてもとても小さい声でつぶやく。
レッシュ「正直に言ってもらいましょうか。」
次元商人「神々には交渉していないんです。そんな大変なこと....実は。」
トーエン「善なる神が使うから~って一生懸命がんばったのにー。話が違いすぎる。これでは渡す事ができません。」
絶句する次元商人
トーエン「全部固めてしまったら~魔神が復活するだろう。」
チェルシー「それがいやだから~と相談したのではなかったかと。」
トーエン「それで善なる神にわたすのが一番よいでしょうってまとまったのにー。話が違ってくると渡すに渡せないではないか~。」
次元商人「ラルヴァという芋虫五千匹で売ってくれというクライアントがいてねー。」
レッシュ「そんな不浄なものはいらない。汚らわしい。」
トーエン「いやいや。ここだとかなりいいものが買うことができるのではないかな。伝説の魔剣がその露天商で売っているとか」
レッシュ「商人さんよ~結局どうするつもりだったのかな。」
次元商人「ここまで状況が変わるとは思っていなかったしー。そんな先のことは考えていなかった。」
レッシュ「最初はどうするつもりだったんだよー。」
次元商人「当然儲けるつもりだった。」
レッシュ「ヤッパッリー。完全に契約不履行なので、商品はお渡しできません。違約金をいただきます。そうですね。芋虫五千匹でお願いします。」
次元商人「では~ここいらでお暇しないとー。」
トーエン「盾をもらっていなかったという根本的な問題がある。琥珀をいれると強くなる盾という話ではなかったのか?そもそも強くなんかなっていないし、盾でもない。」
クレーマが大挙してやって怒鳴られた窓口のようにとほほほな顔の次元商人。
トーエン「この盾のようなものは、もらっとく。まー琥珀は一個でいいかな。しゃ~小人さんは出て!」
まだまだ出てくる小人。
その手には琥珀の欠片を持っている。
その琥珀を全部取り上げるレッシュ。
文句たらたらの小人たち。
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