てへ
小人「てへ。('へ∈」
レッシュ「いったいこれはどういうことですか?」
小人「楯なのにーなんでも切れる道具と勘違いしている人がいて、そりゃ~もう中は大変ですよ。」
チェルシー「なんでも~放り込んだし。」
トーエン「吸収するのをいいことに宝箱の上部を鉋駆けするようにはぐったしー。(;^_^A」
小人「この人。楯のように使ってくれないんだー。」
トーエン「いいではないかー。特性は利用しないとー。」
小人「悪用とか用途を曲解しているだけですー。追加手当てをいただかないと~まったく割に合いません。」
トーエン「そういうことは、先に言えよ。夜中にちょいと夢枕よたてば済む話じゃないかー。」
小人「なるほど、その手があったかー。」
小人の表情はみな暗くかなりヤツレテいます。
ひげ面の小人「超過勤務手当てはあるんだろーなー。過労死しなかったから~いいようなもの。」
痩せた小人「不眠不休にドーピング~。どこまで使うんだかー。」
レッシュ「そろそろ種明かしといきましょうか。」
市場の傍らで立ち話の一行。
エリー「お茶したいー。のどが乾いたー。ブツブツ。」
次元商人「一体どういう使い方をしていたの~。」小人の話を聞いて呆れる。
チェルシー「そりゃ~もう便利に使いました。」
小人「悪用しまくり~。」
トーエン「失敬な。有効活用しただけです。」
小人「無茶しまくり~だもん。」
小人は口々に好き勝手な苦情を勝手気ままに話し出す。労組の陳情団という感じである。
トーエン「使い方の説明を受けているわけではないのでー。」
次元商人「盾に使い方の説明など無用であろう。」
騒ぎ出す小人たち。
次元商人「琥珀を受け取るために中で小人がローテションで待機しているだけだったのだが~。」
小人「琥珀なんかめったにない。勘違いしたのか、鋸かカッターの代用品程度にしか思っていないんだもん。とほほほほほ。」
チェルシー「なんでも切れる鋸~。」
次元商人「あちゃちゃちゃ~。」
ゴミ袋に大鋸屑や金属片を抱えた小人がぞろぞろと出てくる。
小人「これはほんの一部でさ~。」
やつれた小人「ゴミの中で不眠不休の生活って最低だよ。告発してやる~。話が違うよまったくー。」
トーエン「おいおいそれって盾でもなんでもないじゃ~ないか。盾の中に小人が住んでいる魔法き小部屋があるだけってー盾にもならないではないか。どうりでおかしいと思った。これって盾として役に立つの?ねぇ~どうよ。」
次元商人の乾いた笑い~。
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