潜入
門番の兵士「なんてことをしてくれたんだー。」
トーエン「なにー。」と一喝。
門番 悲鳴
逃げ出す門番達。
どうどうと橋をわたっていく冒険者達。
湖面は荒れていることはなく、比較的おだやかな湖面である。
しかし、湖面の青は深く、透き通っているとはいいにくく湖底を垣間見ることはできない。
背後では、のたくる炎と悲鳴
女教祖「役立たず!粛清しておしまいー。」
という声がしていますが、まったく無関心な冒険者達。
ビヴォール「我の前に道はない。我の後ろに道は出来る。されど振り返ることはせぬ。進むのみ。」
トーエン「琥珀の数ひとつでは、割に合わぬ。それは沢山あるんだろーなー。」
レッシュ「え~~~。どうなんですかねー(;^_^A」
橋を渡り切ると大きな黒い石の壁が行く手を遮る。
壁には逆三角形のマークが刻まれている。
トーエン「なんだ~それならあるある。」
マスターキーを掲げると扉を大きな音をたてて、下へとスライドして降りていく。
ヴェストリ「すんげー。魔法だー。」
レッシュ「火でないってー卑怯ー。」
トーエン「不思議なもんだー。」
チェルシー「不可思議なものですねぇー。」
その門をくぐり抜け、先へと進んでいく冒険者達
幕間
「敵に門を突破されてしまいました。」
「はい?(;^_^A」
「送った傭兵達は、何をしている。」
「一撃で消滅してしまいました。」
「なななんですとー。」
外輪山である「鉱山と精霊教団」区画からカルデラ湖中心部の外郭区画に突入する冒険者。
高さは12m
非常に大きな空間がひろがり、土臭く部屋の隅には土砂が山となっている。
レッシュ「土砂がどしゃ~ってあるぞ。」
土塊は盛り上がり、みるみる人形を形づくる。
高さは4mの人型を形作る。
トーエン「門番ごくろうー。」
精霊「紋章ない~。通行章がないー。テキぃ~。通行は許可されないー。」
大きな土塊の拳が冒険者を上から襲う。
トーエン「通行章ってこれでは?」
グレートキーを示す。
精霊「それわぁ~鍵ぃー。通行章じゃ~ないー。」
逃げまどう冒険者。
拳の風圧で飛んで行くトーエン。
*重量軽減化魔法の影響です。
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