救出
床には大量の鮮血が飛び散った後が残っている。
異臭をはなち、かなり乾いて黒く変色している。
トーエン「これがインテリア?まじ?最低~~。」
生首と同じように肉の塩漬けが同じようる天井から吊るされている。
よくよく見るとその傍らには,小さなベットが置かれているのがわかる。
チェルシー「ここが寝室?ねぐら?」
その傍らには、そこそこ大きな鉄製の葛篭が置かれている。
こどもが鎖でぐるぐるまきにされているような彫刻が施されている。
トーエン「悪趣味極まりない。」と吐き捨てるように言う。
チェルシー 宝箱をいじくってみるが鍵は開かない。
トーエン「お金は大好き。」
力任せに短剣を差し込み蝶番を破壊しようと試みるがうまくいかない。
トーエン「仕方がないのでレッシュ ちょっと力をかせ!」
葛篭の端をトーエンとレッシュが対峙するように持ち上げて力任せに葛篭をねじ切ろうとする。
葛篭は真ん中から真っ二つになり、周囲に中身をぶちまける。
衣類・下着・拷問道具セット・メス・外科用医療器具が飛び散ります。
メスはいきおいよく壁に突き刺さります。
さらに葛篭は二重底になっており、汚い石がころころと床に飛びだしていきます。
邪気にやられてドヨーーーンとしてしまうトーエン。
トーエン 石が囁いているように思えるし、この石の側にいたいなーと思う。
レッシュ「邪悪な石は成敗してなければならない。」
トーエン「壊すな~。」
いきなり戦槌を取り出し、叩き壊そう槌を叩きつける。
粉みじんに粉砕されてしまう。
トーエン「あれ?俺は何を口走っていたのか?あれれれ~。」
洞窟の奥からは野太い悲鳴がする。
チェルシー「なんだ?」
その声のする方角にぞろぞろと進んでいく冒険者達。
洞窟にノームの僧侶が短剣を己の首を切って自殺し、床に倒れています。
床にはおびただしい血がたまっています。
トーエン「なんだ~こりゃ~。とんでも無い悪いヤツではあ?ひょっとして悪行をいっぱいやって、
反省して居たたまれなくなったとか。」
その区画には拷問器具の鋼鉄の処女の大きな鉄製の道具が鎮座している。
さらにそこからは血液が少量ながら垂れてきている。
トーエン「コイツは中に誰かいるな。助けないと。」
チェルシー「言われなくともやってますって。」 すぐに駆け寄りごそごそ作業中。
こじ開けると 中から傷だらけの人間の男が出てきます。
意識は朦朧としており、顔色はよくありません。かなり窶れています。
筋肉のなさそうなヤサ男です。
レッシュ「傷なら問題ない。」
トーエン「時間があれば、なんとかなります。」
レッシュ ぶつぶつ呪文を唱え始める。
とりあえず、意識がもどるが、衰弱しているので歩くことがままならない。
従者に担がれるので
レギン「大丈夫だ 問題ない。」
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